2023.08.22

【第99回リーグ戦 注目選手】大東文化大学#14 谷川海斗選手

たぐいまれなるハンドリングとオフェンスセンスでチームに勢いを与える大東文化大学#14谷川海斗選手。

怪我に苦しみながらも副キャプテンとして内なる闘志を燃やす谷川選手にお話を伺いました。


――長崎東高校から大東文化大学に進学した理由

元々は関東に来れるとは思っていなくて、そのなかで九州大会のときに福岡第一さんとやらせてもらって、その試合が終わってから関東のチームからいくつか声がかかったんですが、その中で一番魅力を感じたのが大東文化だったというのと、高校では自分が一番身長が高かったのでずっと留学生とプレーしてみたいと思っていたので、同級生のクリバリが大東に来るということを聞いて大東文化大に進学しました。


――大東文化大の魅力とは

まずは学年関係なしに仲がいいことと、留学生も結構フレンドリーなので日本人とも仲がいいし、寮生活っていうのもあってみんな仲がいいところです。プレー面では一人ひとりが自分がやるべきこと、役割っていうのを理解しているところだと思います。

大東って結構みんなおちゃらけてるイメージだと思うんですけど、みんな真面目なのでやるときはやるので、オンオフがはっきりしているとこもいいと思います。


――昨シーズンまでを振り返って

ケガに悩まされたっていうのが1番あって、そのなかで同期であったり先輩後輩とか西尾さんも声かけてくれたので折れずに頑張れて今に繋げられていると思います。

今シーズンからは副キャプテンになってプレーだけじゃなくて生活面でも責任感っていうのは出たと思うし、自分的にはキャプテンの菊地や自分が練習でだらけるとみんなも流されてしまう部分があるので、そこのチームのマインドをコントロールするっていうのは今までと比べて変わったと思います。

――スプリングトーナメントを振り返って

目標は優勝だったので、個人としてもチームとしても納得していないっていうのが1番です。自分たちがやってきたことをトーナメントでは出すことができなかったという印象です。

――リーグ戦を勝ち抜くためには

チーム力が大切になってくると思うので、後輩たちも新人戦で結果だしてくれたので上級生も負けられないという気持ちも出てきていると思いますし、それぞれが勝ちたいっていう気持ちもあると思います。また、代表組の3人(田中、富山、山内)も経験したことをチームに還元してくれると思うので、そこはリーグまでにチーム力を上げていきたいです。


――副キャプテンに就任された経緯

キャプテンを決めるときに、最初に菊地からキャプテンをやってほしいと言われたんですけど、2人で話したり、4年内で話し合った結果、菊地がキャプテンとしてチームを引っ張って自分がそのサポートっていう形が一番いいんじゃないかという感じで自分が副キャプテンになりました。

副キャプテンをやる中で、どこまでチームに言っていいのかキャプテンの菊地より言い過ぎても良くないと思いますし、一歩引いて見守るじゃないですけど、そこら辺の見極めが難しいかなと思います。


――日頃の練習で意識していること

1番は、楽しんでやることです。みんな楽しいからバスケットをやってると思いますし、それが醍醐味だと思います。でも、その中でも大東は強豪として求められているものもあるので、楽しみながらも強度や細かい部分の精度っていう部分を意識してます。


――大東文化大学の注目選手

同期の菊地とクリバリです。菊地に関しては、キャプテンとしてプレーでもプレー以外でも引っ張ってくれていますし、今年にかける思いっていうのが人一倍強いと思うので、ハードなディフェンスとスリーポイントに注目してほしいです。

クリバリとは仲が良くて、クリバリも今年にかける重いっていうのは強いし、入学してからずっとインカレ優勝しようっていう話をしているので、クリバリにもリバウンドやゴール下のプレーで引っ張っていってほしいです。


――リーグの目標

全勝優勝です。口で言うのは簡単なんですけど、実際難しいと思うので一戦一戦チームで戦って、インカレに繋げていきたいと思います。

トーナメントで負けた日本体育大学にはリベンジしたいですけど、どのチームにも負けたくないです。


関東新人では圧倒的な実力で優勝に輝いた大東文化大学。各学年で優勝を経験しているなか、チーム全体でのタイトル獲得はない。

優勝に向け大東文化大が動き出す。

Writer
松村 昂(マツムラ コウ)

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