一般社団法人
関東大学バスケットボール連盟

 リーグ戦第1節、専修大と拓殖大の一戦。序盤、専修大は外角のシュートがことごとく外れ得点が伸びず、ビハインドを背負う。しかし中盤、専修大はインサイドを中心に得点を重ね流れを掴むと、一気に点差を詰め試合を振り出しに戻す。その後も点の取り合いとなり膠着状態が続くも、最終ピリオド、専修大はリバウンドを連取しテンポよく加点、勢いそのままに二桁のリードを得る。追いつきたい拓殖大だが、専修大の勢いを止めることができず、そのままタイムアップ。80-74で専修大が勝利し、リーグ戦白星スタートを切った。

 第1ピリオド、序盤、拓殖大はタイトなディフェンスから速攻で点を重ね、テンポよく加点。対する専修大は、アウトサイドから積極的にシュートを放つものの、ゴールに嫌われ思うように加点することができず、リードを許す。中盤になると、専修大は#10大澤の3Pシュートや#12西野のジャンパーで拓殖大に詰め寄るも、すぐに堅守速攻で決め返され、点差は思うように縮まらない。22-13で拓殖大がリードを得て、第1ピリオド終了。

 第2ピリオド、専修大は激しいディフェンスから流れを掴み、インサイドを中心にテンポよく得点を重ね、開始3分半で1点差まで詰め寄る。流れを変えたい拓殖大は、タイムアウト開け#18多田が精度の高いアウトサイドシュートを放ち、専修大に食らいつく。その後も決めては決め返す展開が続き、35-34、専修大がビハインドを１にしたところで前半終了。

 第3ピリオド、拓殖大は息のあったプレイでコンスタントに得点を重ねるのに対し、専修大は#30フィリップの豪快なダンクで勢いに乗る。両者一歩も譲らず試合は膠着状態となる。両チームともアウトサイドシュートを高確率で沈め、流れはどちらにも傾かないまま第3ピリオド終了。54-54の同点で、勝負の行方は最終ピリオドへ。

 第4ピリオド、専修大は#12西野のゴール下や#14高澤の3Pシュートなど3連続でシュートを沈め、一歩前に出る。その間拓殖大は、専修大の堅い守りを前にタフショットを強いられ、苦しい時間帯が続く。巻き返しを図りたい拓殖大は#23ドゥドゥ、#13阿部が奮闘するも後が続かず追いつくには至らない。終盤、拓殖大はオールコートディフェンスからスティールを連発し、最後の追い上げを見せる。しかし、開いた点差は大きく、逆転には至らず、そのまま試合終了。80-74で専修大が逆転勝利し、開幕戦を白星で飾った。